JoBridge飯田橋様での講演

先月、就労移行支援事業所・JoBridge飯田橋様を訪問し、私の仕事に関する話を聞いていただきました。

就労移行支援事業所とは、身体・精神等の障害を持たれている方が、自分にできる仕事を探すためのサポートを行っている機関です。
事業所ごとに個性があり、JoBridge飯田橋様では、利用者一人一人に合った仕事を見つけることに重点を置いておられます。

そちらで発行されている「JoBridge飯田橋だより」という広報誌の中で、先月の私の講演内容をまとめた記事を、今度掲載していただけるそうです。
この広報誌は事業所のスタッフの方ではなく、利用者の方々がPCトレーニングも兼ねて、ご自身で作られているとのことです!

内容をこちらのブログに載せてもよいと、JoBridge飯田橋様が言ってくださいましたので、以下、転載させていただきます。

 


JoBridge飯田橋では、私たちが今後、就職活動を進める上での参考になるように、実際に社会で働いている方をお招きしてお話を聞く、というプログラムが行われています。
先の9月22日には、介護トラベル株式会社の丸直実代表をお迎えして、ご自身の経歴と今の仕事について、ご講演をして頂きました。

元々、丸様はアロマのエステティシャンとして、ホテルで働いていました。しかしあるとき、ボランティアで訪れた老人ホームで、利用者の方にエステのサービスを行ったところ、ものすごく喜んでいただけたそうです。そのとき、人から感謝されることの喜びを強く感じ、介護の仕事を本格的に始めることになりました。
介護の仕事は丸様にとって天職といえるものでした。しかし、多くの高齢者の方と関わる中で、足腰の不自由さや抱えている疾病が理由で、気楽に外出も旅行もできない、と嘆く声を頻繁に聞くことになりました。そうした人たちの希望を叶えるために、介護サービス付きの外出や旅行を行う会社を作ろうと思い立ち、介護トラベルを設立しました。

最初期のお客様は、要介護4で車椅子を使っている、高齢の男性でした。故郷の佐渡にお墓参りに行きたいとずっと思い続け、佐渡行きの旅行のパンフレットを毎日ながめていたというその方は、介護トラベルのサービスを知って、ぜひ佐渡に行かせてほしいと丸様に依頼しました。
現地のお墓は山の上にあり、道は舗装もされておらず、車椅子で行くのは難しい場所でした。しかし、「歩いてでも行く!」と言って、実際に車椅子を降りて歩き出そうとしたお客様の姿を見て、同行していた丸様たちも、お客様の願いを叶えるために全力で協力すると決めました。苦闘の末、ついにお墓にたどり着くことができ、お客様が無言でお墓に手を合わせていた横で、丸様は思わず涙を流したといいます。

介護の仕事は苦しいものだと言われていますが、高齢者と接することにやりがいを感じている丸様にとっては、苦しさよりも喜びのほうがはるかに大きいそうです。
丸様が講演の最後に言った、「どんな仕事でも、自分が楽しいと感じなければ、続かないと思います」という言葉は、特に印象に残りました。私たちも、これから自分自身の就職活動を進める上で、そういったやりがいを得られる仕事を見つけたい、という気持ちを新たにしました。


就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋

http://giuri.jp/

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